GRIPケララ社のニュースレター24
- Nov 1, 2017
- 6 min read
Yくん Sくんへ
2017年10月29日
下記の文は29日付の友人へのメールだ。 Y&Kくん。 元気ですか?本日以下に述べることは、GRIPケララ社とは関係ない。関係ないけど、ぼく一人が両方やっているのだから、まったく別じゃない。 タイに棲みついて7年半経った。最初、個人的に一人で著作を仕上げることだけを目的に住んでいたが、15年7月にGRIPケララ社を引き継いでから、目的が変化した。GRIPケララ社の前理事は、表には出さなかったけど、同社を解散する予定だったらしく、しかし形式的に次期理事を募集した。ぼくがそれに手を挙げた。この社は、ぼくの最後の最後の授業で課題として、2007年、学生にやらせたNPO設立の一つだった。何か良きことをなすための良き会社として、学生に、生きる力をエンパワーさせるという教育目的があった。優秀で貴重な答案だった。それに、教え子の黒沢弁護士をつけて、実際に作らせたのがGRIPケララ社であった。弁護士費用などはすべてぼくのポケットマネーから出した。 引き受けることになった社の預金残高はほとんど使いつくしてしまわれていた。前理事会が破産、解散の予定だったので、それはそれで良いわけだ。臨時総会を開いて決定されたので違法性はまったくない。解散は、それまでの苦労と素晴らしい業績を水泡に帰させることだし、すでに設立してしまったタイ支社への責任感に苛まれた。タイ人たちは、日本のNPOの会員、理事であることを誇りに思って、夢を見ながら活動していた。 金がないなら、金を作ろう。そう思って、ぼくのできることは、モノづくりの技術も知識もあるわけじゃない、ただ教えることだけは人並み(以下かも)にやってきたので、この経験を生かすとすれば、学校設立しかなかった。 しかし、学校設立をしては見たものの、ケララの貧児に手渡す金を、タイの子どもたちから取っていいとはとても思えなかった。良心の呵責に苛まれた。15年7月2日、息子を喪って落胆していた10か月間、学校もほとんど閉校状態だった。無理矢理に元気を出して、今年の5月から学校を再開した。再開学校をタイのチャリティ・スクールTCSとして、タイの子たちにチャリティ(慈愛)をシェアする(タイでは、人にものを施すことを、人は誰でも慈愛を持っているのだから慈愛をシェア=分かち合うという)ことにした。その運営資金の一部を日本人のみなさんから援助していただけないか?そんなことを考えた。 これはGRIPケララ社の事業とするには、理事会か総会かを開いて決議しなければならない。手続きを省くには、一応別の事業として、GRIPケララ社のタイ支社とも別に運営している。学校は、タイ支社と同一メンバーが重なっているけど、タイ人は学校から学ぶという恩恵を受け取っているだけで、GRIPケララ社の財政は、他の交流商社の事業として将来補填しようと考えている。 ぼくは、晩年を迎えて(事実、昨日先王の葬礼で、何十万人もの人の中で、ぼくは高齢者として扱われ、車いすに乗せられて、拝礼した)、おれは何のために生まれてきたか?を考えた。そうしたら、11歳の時、焼け跡に建てた学校が鮮やかに脳裏に浮かんだ。そうだ、ぼくも焼け跡から立ち上がった世代だったのだ。あの当時仲良かった男の子で吉田モモちゃんという子がいた。今どうしているかな?会いたいなあと思う。モモちゃんの優しさ、無条件に協力的な態度、懐かしい。モモちゃんは学校に行けたけど、ぼくは行けなかった。でも、モモちゃんの帰宅を待って、二人で学校を建てた。あの時のモモちゃんが、現在タイ人のナンナさんに相当する。おれは、この学校を建てるために生まれてきたのだ!そう思う。 先日送った学校運営に関する呼びかけ文書で、非常に多くの友人に事前に送付して、意見を募った。その節たくさんの貴重な意見をいただいた。ありがとうを言いたい。その時「タイチャリティスクール」TCSプロジェクト関して、随所に、”どうか遠慮会釈なく批判を頼む、本当に何も見えないまま、闇夜を歩いているのだから。教えてくれ”と、すがるような思いで尋ねると、意外に多数の人々から多くの意見が寄せられた。驚きと共に感激している。 男の場合、”せんせい、お仕事お手伝いしますよ、なんでもお申し付けくださいとか好意的反応がある”。カッコいい、心強いよ~~~。 他方、女の場合、実に実に細かいのだ。例えば、クラウドファンディング(CF)と言っても、リターンが必要(この指摘はSくんからもらった)で、そのリターンはタイ旅行でそちらの家に宿泊する場合の特典(タイ料理、タイ語、タイマッサージ講習会)などをすれば、案外需要があるのじゃないかとか、すでに宿泊利用された方にアンケートを取って、感想を述べてもらってそれを宣伝材料に使うとか。日本の大学受験生を寄宿させて英語の特訓を行うとか。 ある女性のばあい、タイ旅行に対する特典は、ハードルが高すぎる。募金に応じたいけど、永遠にリターンに出会えないことになる。赤い羽根(緑の羽根)募金のようなものでいい。例えば、絵葉書、しおり、レターカード、便箋など安いかつ軽い返礼品をリターンとしてタイからお返しするのはいかが?とか、日本の女が結婚して財布が夫に握られている場合、寄付行為は簡単にはできないので、FBか何かでクリックすれば寄金になるというようなシステムなら夫には見つからないし、またタイのトムヤンクン風味のプリッツを返礼品にしておくなら、わたしはタイ製品を買ってみたと言い訳できるし・・・とか、日中勤務している女性は、郵便局に行くのも大変なので、上に述べた、クリックで少額の寄金ができるシステム(例えば「スマボsumabo」)を利用して寄金したいとか、だいたい、宣伝文(ぼくが書いた)は難しくて一般人には読めない(ある女友人から「滑って(転んで)読めない」と叱られた(笑))。もっと子どもでもわかるような文章にしなければならない。あれ以上易しくできやしないので、あたしゃゴーストライターを雇いたい。 しかも、こういう細かいことを写真入りで説明してくれる。ぼくはそんな返礼品はタイであるのかどうか、おれ男目線しかないから分からないよというと、こういうものよと写真が即刻送られてくる。ことごとく女の目線なのだ。おれには永遠に思いつかない。ほんとうに励まされた。 今日、このような長文のメールを送ったのは、TCS事業はGRIPケララ社と関係ないけど、わが社と同趣旨の活動をケララと同様にタイでもおこなっているという限りで、関連しているからなのだ。貴君に同意と協力を求めているわけじゃない。最も長い信頼しており、教員だった友人として、近況と心境をお伝えしたかっただけだ。退職後に、こんな生き方もあると許容してもらえたら幸いなのだ。※(コメント欄へ) すでに、TCSクラウド・ファンディングには、郵貯銀行の「タイチャリティスクールノカイ」口座に今日現在すでに・・万円近く払い込まれていると、会計をやってくれている大分県の協力者から連絡があった。 Yくん Sくん。どうかお元気で。 こちらに遊びにおいで。両手を思いっきり開いて待っているよ。 2017年10月27日 写真はポコ。昨日リンさんが巣立ちしたところを持ってきた。放っておくと、母親に殺されるから。見た所どこも障害がない。手乗りにしない方針。他の小鳥にも増して、噛みつく。元気がいい。






















Comments