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受験勉強のお手伝い

  • Mar 16, 2018
  • 2 min read

歳をとりたくないというべきか?歳は取ってみるものだというか?この歳になって、ぼくは受験勉強のお手伝いをしている。

ナンナせんせいの親戚の(義理の甥っ子)セーブが泊りがけで英語を習いに来ている。最初、ナンナさんの担当だと思ったのだが、先日2回ぐらい来て、タマサート大学(マリエの働いている大学)で模擬テストを受けてみごと、不合格だったので、以来、彼の担当をぼくが引き受けた。

何十年ぶりだろう!英語の大学受験勉強だ。受験勉強を端からやるつもりはなかった。文法でもナンナせんせいの手に負えない、仮定法subjunctive mood、分詞構文participial structure、強調構文emphatic structure、譲歩話法concessive speech、使役動詞causative verbsなどなどを教えていた。実に呑み込みがよく、「1を知って10」を知るという言葉の通りの進歩を見せていた。クラスの終わりに、セーブは「ぼくは学校でこのような文法を習ったことがなかった」といつもつぶやく。

もっとも、セーブは初歩の文法はよくできるのだが、不思議でならないのは、文法のテストだよ~~~と言うと90%正解なのだが、いざエッセーを書かせると、すべて文法を忘れるみたいだ。文法的にめちゃめちゃな文章(?)を書いて来る。どうめちゃめちゃかと言うと、単語は英語だが、どうやら語順がタイ語の語順らしい。あまりにも初歩的ミスなので、手のひらを出させて、ひっぱたく。体罰を加えるというスパルタン・ティーチャーSpartan Teacherに変貌している。

しかし、こういう場当たり的な教育では、能率が悪い。彼は、タマサート大学発行の過去問を中心とした問題集を2冊買ってきて、これに基づいて教えてくれと要求した。

それが、受験勉強なのだ。そりゃ~~ぼくは得意だったですよ。しかし、受験勉強は高校時代で終わっている。60年前に終わっている。出題にどう答えるか?とは、出題者の意図を忖度するという技術も含まれる。決してこの忖度は軽侮すべき能力じゃない。財務省の上級官僚はこの忖度で世過ぎ身過ぎを重ねている。中にはカンニングなどやったことのない佐川宣寿さんが慣れないことをやって(ぼくの後輩じゃないか!一言相談に来ればあんなことにならなかった)、しくじるやつもいないわけじゃない。

こういう受験勉強をやったればこそ、今日英語だけで生きていられるのだ。その英語でお金もわずかながら入る。芸は身を佐くだねえ。いやはや、歳はとるものだよ。あの時苦労した能力が人生の晩年で生きている。


 
 
 

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